エネマとは英語で浣腸を意味します。
浣腸は、消化管へ薬を適用する場合と反対に肛門から直腸へ薬を注入する方法で、普通は
グリセリンを腸内に入れて排便を促す方法を浣腸と言っています。
代表格になるのが皆さんがご存じのイチジク浣腸で一般家庭でも使用されています。
ところで、今回、皆さんにご紹介する浣腸は使用薬剤となるグリセリンではなく、コーヒー
と言うことで、使用された経験のある方も少ないことでしょう。
事実私も使用経験はありませんが、実際に使用しいる人の声を聞くと
「非常に体の調子が良い」「肌のうるおいが違う」「肌がぷりぷり」なんて
声をお聞きします。
私も興味あり実際やってみたいと思っている一人です。
コーヒーエネマを知りたい
コーヒーエネマは、ドイツで開発されたコーヒー浣腸のことです。
大腸と直腸内にコーヒーを流して行う腸内洗浄を言います。
使用経験者からは、便秘解消やら美肌効果も実感したという声も多く寄せられてはいますが、
今日の医学では、必ずしも妥当な行為ではないし場合によっては大変な危険性も指摘されています。
使用はあくまでも自己責任によるようです。
1917年にコーヒーエネマを考案したドイツサイドには、コーヒーが胃腸に良い影響を与える。
グリセリンとは異なりコーヒーのカフェイン成分が小腸内の平滑筋を刺激し通過し、その際に本来の
使用浣腸に比べ消化管をキレイにする効果があると
メルクマニュアルに1972年当時まで記載されていました。
効能に関する主張に?
こんな話もあります。コーヒーエネマは、日本ではあまり知られておりませんが、
欧米では有名な療法のひとつで、腸内洗浄のポイントは自然治癒力を
高めることにあるとか?
また、カフェイン成分が直腸内で吸収され、ガン細胞の代謝物をデトックスする?
慢性の偏頭痛に効果を期待できる?
本当なのでしょうか?
専門家ではないので反論は控えますが実際どなのでしょうか?
最大の危険性を考えると
使用の際に医療従事者でない素人が直腸内に長いカテーテルを挿入する際に、挿入ミスから
直腸の粘膜を損傷する危険性が大にあります。
また、その損傷が起因した感染症が発生する場合があります。
感染症による大腸炎や多菌性による胃腸炎の可能性もあります。
コーヒー注入速度の難しさもあります。
最悪の場合の直腸穿孔も考えておく必要があります。
挿入器具の間違った使用や使用器具の不十分な
消毒による使用は、感染症を引き起こして、命に関わる場合もないとは言えません。
まとめ
コーヒーエネマの考え方は、70年以上のものであります。
業者サイドには、デトックスして美容効果などをうたっているのもあります。
コーヒーエネマでの腸内洗浄キットは厚労省の医療機器法の承認をされてはいないようです。